Greetings from Presidentごあいさつ


太洋堂ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
2017年1月より、代表取締役社長を拝命いたしました 瀧 麻由香(タキ マユカ)でございます。
皆さまのご期待に応えられるよう、全力を尽くします。どうぞよろしくお願い申し上げます。


Seven Things~ 7つの想い ~

企業は人なり − 人財力 − 母の持つポリシー

 「太洋堂の強みは何ですか?」と問われれば、「スタッフです」と答える。それが、私の母、太洋堂 会長である瀧 静子のモットーである。「会社の質を決めるのは、人だと思う。だから、人を大切にしたいし、スタッフの教育には力を入れることが重要。」そんな想いを母は私に伝え続けている。
 太洋堂に入社した当初は、母が語り続けるこの言葉の意味が十分に理解できなかった。家業 太洋堂に自分自身が根を下ろし、今になってやっと、母の言葉の意味が理解できるようになった。自分より入社歴が先輩であるスタッフが大半の中、多くのスタッフに支えられ、助けられ、日々の活動が存在していることを、今は痛感する。また過去の自分自身に対して、至らないことの多さ、反省の気持ちが胸にあふれる。
 これからの10年、20年、もっと先まで、「企業は人なり」という母の考えを守り続けていく。そして、「太洋堂の強みは、このスタッフたちです。」と自信を持って答えられる組織へと、今以上に成長させたい。


志を同じくするスタッフと100周年を目指して

 皆さまのご支援・ご協力により、おかげさまで、太洋堂は80周年を迎えさせていただいた。何としても、100周年の節目を迎えることを実現したい。継続することは、意外と難しい。しかし、志を同じくするスタッフと心をひとつにし、何としても100周年を迎えたい。総力を結集して、この想いを実現できるよう、努力する。次の世代への継承までが、自分の仕事と心に刻んでいる。


新事業展開「太洋堂はコミュニケーションカンパニーです」

 自分自身の強みのひとつであるWeb・ITを使って、新しい事業展開にも力を入れていきたい。従来の強みである印刷・プリンティング業務を基盤に置きながら、広告物・広報物全般を取り扱える、「お客様と、その先のお客様のコミュニケーションをご支援する」、そんなコンシェルジュのような存在、「コミュニケーションカンパニー」を目指したい。小ロット・小規模・低コストの商材から、大型プロジェクトの案件まで、心をこめて、最適サービスをご提供できるよう、スタッフ一丸となって、ご提案、制作、品質・納期・コスト管理に力を注いでいきたい。


乳癌患者になった自分 幸せの価値観が変わった瞬間

 2012年7月、乳癌が発覚。手術と治療を経験し、今までと「幸せの価値観」が大きく変わった自分が存在する。
 癌の治療は長く続く。しかし、ただ休んでいれば良いわけでなく、仕事や育児・家事など、社会人として、妻として、母としてのミッションも続けていかなくてはならない。薬の副作用に耐えたり、再発・転移への不安と闘いながら暮らすことは、常に心の中に爆弾を抱えているような、そんな感覚に似ている。
 しかし、「生きている」ということの素晴らしさを以前より強く感じるようになった。些細な日々のできごとが、本当に幸せであると感じることが多くなった。「人は生かされているんだ」と思うようにもなった。癌を経験することは、本当に苦しい。しかし、その中で私自身は得るものも大変多いと感じている。些細な悩み事で今までのように悩まなくなった。「生きていれば、生かされていれば、何かできるはずだ」と思うようになった。それでも、「もうダメだ」と思う瞬間もあるだろう。でも、命続く限り、人は経験と成長を続け、思い出もいっぱい作れると考えている。
 私に今できることは? 今日できることは? そんな風に考えて日々過ごすと、今までより人生が楽しくなった。


新しく始まる 太洋堂のボランティア活動

 自分自身の乳癌の経験を、何か役立てることはできないか? そう考えるようになった。乳癌を経験したプロセスの中で、今までとは異なるコミュニティと接触する機会も増えた。そして、新しい友、尊敬する方々、戦友の存在。数えきれない程多くの、新しい大切な人との出会いがあった。その中のひとつに「ピアサポート」という活動に命を注ぐ人物との出会いがあった。乳癌患者とその家族にとって、意義のある活動だと感じる「ピアサポート」。未だ京都では定着して間もないようだが、これのお手伝いができないかと考えた。2013年4月。太洋堂で始まったボランティア活動。私たちにできること、小さくてもいいから、始めたい。


母として、経営者として

 自分は人間として、本当にまだまだ成長過程にあると思う。病気を経験してから、そのことを以前より強く感じるようになった。高齢出産だった自分は、母親としてもまだまだ1年生。そして、経営者としてもまだまだ青い人間だ。  経営者である父の背中、経営者である母の背中を見て育った自分。経営者というお仕事をさせていただきながら、母という役割を担うことは、想像以上に大変だということが、今やっとわかる。私の母も本当に大変だったのだろうと思う。しかし、スタッフも家族。家族も仲間。大切な人々と一緒に日々過ごせる喜びは本当に大きい。  いつか「あなたの子供で良かった」と息子に言われたい。そして、「太洋堂の社員で良かった」と多くのスタッフに言われたい。そうなれるように、私にできること、ひとつひとつ実現していこうと思う。対話を大切にして、お互いの気持ちを大切にして、心を一つに共に成長できる関係を築きたいと願う。


感謝と向上心

 結婚を機に自分自身の心に刻んだテーマ。「感謝と向上心」。これからも続けていきたい、伝えていきたい。これは、両親の生き様から学んだテーマ。どんなときも、周囲に感謝表現を。どんなときも上を向いて空を見上げて夢や目標を忘れないで生きる。こんな大それたテーマ、なかなか実現できるものではない。そして、今も十分か?と問われれば、まだまだ不足している。しかし、新しい任務を目前に、もう一度このテーマを心に刻み込み、新たな一歩をしっかりと踏み出したいと考えている。


株式会社 太洋堂
代表取締役社長 瀧 麻由香
Mayuka Taki

弊社社長 地元高校生からのオンラインインタビューで「SDGsを語る」

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